2017年4月18日火曜日

ビワコ・ショック “パート3”

トーナメント戦 BIWAKO CUP の当日まで残り一か月あまりとなりました。新チームとして初めて挑む春の公式戦です。2006年の初参加から数えて12回目の出場になります。練習機会はあまり残されていませんが、早期にチームを整備したいです。

 BIWAKO CUP 初出場の時には、プレーブックを作成して臨みました。作戦は、名づけて「BIWAKO SHOCK(ビワコショック)」。無名の素人集団で初参戦、大暴れしてみんなを驚かせよう!という思いが込められていました。

 結果は2勝1敗でブロック準優勝。それまでファーストダウンすら獲れなかったチームにとって初めての快挙でしたので、みんなで意気揚々と帰路に就いたことをおぼえています。当時の子たちも今は大人になって、それぞれの道を歩んでいます。とても懐かしい思い出です。
 後には、1度だけ「BIWAKO SHOCK PART2」と銘打って、トーナメントの決勝まで進んで、準優勝した年もありました。

 基本的に、こちら大人側がプレーブックを作らずに『こども自治』に任せて3年ほどになります。今回はプレーブックを作成します。「BIWAKO SHOCK PART3」です。『こども自治』が未然であること。スポーツチームとしてはまだ幼くて不安定な集団であること。そもそも極めて実力が乏しいこと。フットボールIQが育っていないこと。そして、今の子どもたちの気質や関係性に起因すること。など。このたびの作成の意図するところは色々です。

2017年4月17日月曜日

今年度のスタートは豪華な交流戦

 先週の土曜日、4月15日は、いつものグラウンドで交流戦でした。

 来てくださったのは、慶應義塾幼稚舎フラッグユニコーンズ、京田辺リトルワイルドローバー、草津リトルパンサーズの3チームです。昨年の日本選手権出場チームばかりですから、我が国の小学生フラッグフットボールのトップクラスです。とても豪華な顔ぶれでした。
 貴重な機会を与えてくだりとても感謝しています。ありがとうございました。

 それぞれのチームの完成度の高さは圧巻でしたが、それよりも、ひとつひとつのプレーに選手ひとりひとりが能動的に関わる姿勢が伝わってきました。
 と同時に、私たちのチームの子たちの未熟さや執念の乏しさを知るきっかけになりました。幼い印象をおぼえます。

 これから今後、ひと月あまりで春の公式戦があり、そして、暑い夏を終えて気がついた頃にはすぐに秋の本番を迎えるということを考えると、新チームには急務が山積であることに気づかされます。

2017年4月14日金曜日

プランド・ハップンスタンス・フラッグフットボール

 13年目のシーズンがはじまりました。

 先週の土曜日、4月8日は、今年度最初の練習日でしたが、あいにくの雨天で中止となりました。
寒い日が続き開花が遅れていた校庭の桜がちょうど満開でした。とても綺麗でした。桜色をバックにして、チームのみんなで写真を撮ろうと考えていましたが、残念ながら叶いませんでした。


 その翌日は、神戸で協会主催の審判講習会でした。一転して好天に恵れました。チーム内で募った希望者10人が、講習会に並行して行われたテストマッチに参加しました。
 講習会の終了後には、協会の方や会場校のはからいのおかげで、たっぷり練習ができました。前日の中止もあって、参加できた子たちにとってはとてもラッキーな一日となりました。
 好奇心を持って機会を模索していると、偶然にチャンスがめぐってくるものです。チーム運営や個人の考えや動き、プレーの選択やゲームの組み立ても、偶然から成功が生まれるものです。

偶然が生まれるよう、計画的に生きていくには、

好奇心(Curiosity)をもってチャンスを模索し続け、
持続性(Persistence)をもって失敗にくよくよすることなく次の機会をうかがい続けて、
楽観性(Optimism)をもって「そのうちうまくいくさ」と信じる大らかさをもって、
柔軟性(Flexibility)をもって受け入れる度量を持つ。

計画的偶発フットボール、うちのチームには合ってると思います。

今年度もがんばります。

2017年3月31日金曜日

今年度の全日程を終えて

 先週の20日、春分の日に行われた卒業生壮行大会「桜カップ」への参加をもって、チームは今年度の全日程、結成から12年目の活動を終えました。

 「桜カップ」では、「熊本リトルマーベリックス」と対戦できました。展開のスピードが速く、スキルが極めて高い子どもたちの姿に感動しました。熊本地震の苦難を乗り越えたチームは、とてもよく鍛えられたうえに明るい印象でした。
 通算5度目の対戦となったゲームは、今年度最後の試合、大敗もほろ苦く、4人の卒業生たちの記憶に深く残るだろうと思います。


 昨年度は、7名の6年生を中心とした運営で日本選手権まで進みましたが、大量卒業後の今年度は苦しい試合が続き、一年を通じて安定した戦績を残すことができませんでした。

 チームは、ここ10年で、中期的なピーキングに二度成功しています。

 一度目のテーマは、土曜日と日曜祝日のほとんどを費やすほどの豊富な練習量を活かした「反復」でした。古典的な少年スポーツチームの作り方で結果が出たと言えます。

 二度目は、プレーの「選択と集中」でした。シンプルなスキーム設計を意識しながら、成功確率が高いプレーにこだわった取捨選択、シュアな選手へのボールの集中がその内容です。一度目とは異なり練習機会が担保できなくなったことによる考え方のスイッチでした。チームの生き方の模索です。

 今年度は、大量卒業にくわえて、選手の気質やスキルに大きな変化があり、新たな考え方に取り組むことを要する、転換期にあったのかもわかりません。にもかかわず、チャレンジを怠ったと思います。大きな反省点です。大人側のミスです。


 チームにとっての朗報は、例年以上に低学年の子どもたちが加わり、将来の素材に恵まれたことです。他の少年スポーツとの競合や限定的な地域でのチームづくりもあって、安定的に選手を補うことが難しい中、良いニュースに喜びました。幼い子どもたちが熱心にフラッグフットボールに興じてくれました。

 その結果、高学年がニューカマーたちを迎え入れて、楽しく関わる様子を目にすることが多く、今年度は優しくて温かみのある集団になりました。戦績の良し悪しよりも大切にしなければならない、地域のクラブチームの存在意義を子どもたち自身が作り出して育んでくれたことに感謝しています。

 どうやらまた、新年度早々からも新しい子たちが覗きに来てくれる様子です。少しずつではありますが、来年度も新しい仲間が増えそうです。彼らのためにも転換期を迎えた今のチームに必要なことをひとつひとつ実行していきたいです。