2016年3月19日土曜日

ないものはない。でもやる。

このあいだの休日の朝、伊丹市に隣接する都市を闊歩していると、小学校の校庭で少年野球チームが練習を始めるところでした。
お揃いのユニフォームを着た子どもの数は7人。大人9人とともにランニングや柔軟体操をしていました。
子どもの数より大人の数の方が多い!
細やかで丁寧な指導をされている様子が印象的でした。
私がフラッグフットボールのチームを立ち上げた05年、初練習に来てくれた子は7人でした。
教えるのは私一人。自分で始めたことなのに、とても緊張していた記憶があります。
今年度のコーチ仲間は私を含めて三人。それぞれの仕事の都合などもあり一同に揃う機会も限られました。
あまり好きな言葉ではありませんが、われわれはボランティア。
仕事や私事の優先も年齢が増えるとともに当然にあるわけで、一人で二十数名の小学生を相手にすることもありました。
それでもチームのスキルや質を担保したい。特に最高学年の6年生には結果を出させてやりたい。
解決のためのキーワードは「言葉」と「回転」でした。
言葉を上手に使って伝えて、回転数を増やして色んな機会や場面をつくって経験値を上げる。
つきっきりで教えたくてもコーチの数が足らない、天候やグランド都合で練習回数も限られている、それでも結果を出させてやりたい。
ないものは、ない。しゃあないものは、しゃぁない。でも、やる!
そう割りきって、環境のせいにせずに、現実を受け入れて知恵を絞る。
これや!と決めたら実行。
そして、何よりも信頼してもらえるよう、何か仕掛けや仕組みを考えること。
もうひとつ、子どもたちを信じること。
今年度は、そんな一年間でした。
そうして、ともに戦ってくれた6年生たちは、明日の日曜日と来週の土曜日に行われる大会を終えるとチームを卒業します。
最後なので、のびのびとプレーをしてほしいと思います。